2009年09月
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◆2009年09月17日(Thu)◆
『ComicStudio「コミックスタジオ」』
現在制作している作品の作画を、実は株式会社セルシスの漫画原稿制作ソフトComicStudio「コミックスタジオ」を導入してやっています。
いつも使っているフォトショップとインターフェイスがなんとなく似ています。
その為かこのソフトは使い方は知らなくても、なんとなくカンを頼りにしてもそこそこの事ができます。
しかし、肝心のフォトショップがずいぶん触っていなかったので、使い方忘れてる…。
ヤバ(汗)
コミックスタジオはもしかなり使いこなす事が出来れば、相当いいものが出来そうな感じ。
すでに活版もデジタルで仕上げている同業者さんたちはもう大勢います。
これからはカラー原稿限定でデジタル彩色していた時代から、白黒活版原稿も本格的にデジタル時代になるのかな。
コミックスタジオですがどんどんソフト自体もバージョンアップしているので、前よりさらに使いやすくなっている気がします。
しかし、自分が使い慣れていない為、新スタッフの大村君と仕事で使えるところまで覚えていかなければ。
実は何年も前に導入してあったのですが、ネーム作成が終わるまで手つかずだったので自分はこのソフトに対してまだまだ初心者。
17年前、COMIC ONを作るためMacやフォトショップを手探りで覚えた頃のように、また一から覚えて行こうと思っています。
コミックスタジオはWindowsメインですけど、仕事場は今やMacとWinが混在状態。

また、このソフトの便利なところは、なんといってもスクリーントーンが無限に使用できるという点ですね。
しかし、アナログで描くこととの違い、違和感はあるため、どうしても慣れが必要。
同時にWACOM社の大型液晶タブレットと一緒に使用するとさらに、いい感じ。
今まで手描きだと長時間前傾姿勢になり、腰、首に相当負担をかけて痛めていきます。
タブレットを相当傾斜させられるので背筋を伸ばして描く事ができます。
自分のような者に、優しい姿勢で描けます。これがずいぶん助かります。
長時間だとタブレットの熱で手が熱くなるけど(笑)
マンガも始めから全てデジタルで描いて、読むのもネットや携帯配信になっていくのだろうか。
かといって、アナログで描くことが廃れる訳はないと思います。

アナログはアナログの良さ、デジタルはデジタルの良さがあるから。
まだまだ手描きのアドバンテージは高いです。
このブログにupしている絵は紙にシャーペンか、ボールペン、マジックインキだし。
どんなに経っても紙に鉛筆で描く線が柔らかくて、最高!
ずっとデジタルで描いてて、やっといま少しずつそれがわかり始めたのかもしれません。
楽器だって、アコースティックの良さ、エレキの良さがそれぞれあるし、それは当然のように使い分けられています。
マンガ家もようやくそこに追いついていくのかなと思います。

コミックスタジオとワコムタブレット
http://www.comicstudio.net/
http://tablet.wacom.co.jp/index.html



まつもと泉


 

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